松茂町は、県東部にあり、徳島市、鳴門市、北島町に囲まれ町の東側は海に面している。旧吉野川と今切川が流れ、肥沃な三角州が町の大部分を占めている。
 鳴門市と徳島市の中間にあり、両市を結ぶ国道11号、28号が通じる。また徳島空港、高速バスターミナルがある。
 徳島藩政期に新田として開拓された地。新田開発時に多くの松が植栽され、その姿から「松茂村」と命名され、「松茂町」に発展した。第二次世界大戦時に水田を埋め立てて海軍航空隊の基地が設置され、戦後は海上自衛隊の基地がある。
 水産業や農業が昔から行われているほか、徳島空港の北側に工業団地に多くの企業が立地している。特産に湿地でつくられる蓮根がある。
 1993(平成5)年、歴史民俗資料館が開館。人形浄瑠璃芝居資料館が併設されている。

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