上勝町は、県中央やや南東寄りに位置し、北部は神山町、佐那河内村、西部・南部は那賀町、東部は勝浦町と接する。
 剣山地に位置し勝浦川が町域を蛇行して流れ、河岸段丘上に集落が立地している。北部、西部は剣山と中津峯を結ぶ分水界の一部を形成する雲早山、高丸山、旭ヶ丸等の連山がそびえる。
 高鉾地区はカンキツ類栽培、アマゴの養殖、福原地区はスダチの産が多い。近年ではユニークな地場産業として、紅葉や南天など、料理のつま物の生産が盛んになっている。
 勝浦川には多目的ダムの正木ダムがあり、その上流にキャンプ場を備えた月ヶ谷温泉もある。西部にある高丸山と殿川内渓谷は中部山渓県立自然公園に指定され、原生林は県の保全地域となっている。日本で最も美しい村連合活動が行われ、地域資源として「樫原の棚田」「彩(いろどり)農業」「山犬嶽」が登録されている。

観光資源一覧