舟形町は、山形県北東部に位置し、北は新庄市、最上町、東は尾花沢市、大石田町、南は村山市、西は大蔵村に接する。
四方を山に囲まれ、中央は小国盆地と称される平坦地で、町全体がカルデラ状をなし、豊富な温泉資源がある。奥羽山脈と出羽丘陵の山麓に囲まれ、最上川に注ぐ清流小国川と松橋川の流域に沿いの町である。山林が町土の7割を占めている。
 JR奥羽本線と国道13号(羽州街道と尾花沢新庄道路)が中央部を南北に縦貫し、JR陸羽東線と国道47号が分岐し宮城県へ通じる。
 中心の舟形は新庄藩南端に位置する羽州街道の宿場町で、口留番所が置かれた。
 1950年代までは国内有数の亜炭産地であったが、今は水稲農業を中心に、小国川のアユ漁などの観光開発に力を入れている。
 1992(平成4)年に縄文時代中期の西ノ前遺跡で国内最大の高さの土偶(国宝)が発見された。村山地方との境界にあたる猿羽根峠(さばねとうげ)に祀られている地蔵尊は縁結び・安産の地蔵として知られる。

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