真室川町は、山形県最北部に位置し、北は秋田県湯沢市、由利本荘市、東は金山町、新庄市、南は鮫川村、西は酒田市に接する。北部と西部は丁岳(ひのとだけ)山地で、町域は山村地域が多く、真室川と鮭川沿いに平地が開けた農林業の町である。面積の9割近くを山林が占める。
 国道13号が東部を南北に縦断し、南西部を国道344号が庄内地方へ通じる。
 中心地の真室川は中世には鮭延城が置かれ、近世は新庄藩の所領。1904(明治37)年、奥羽本線(現JR)開通後は郡北の物資集散地として発展、昭和初期には真室鉱山が隆盛した。豪雪地域で季節労働が多かったが、近年は山菜など林産資源の加工などが盛んになっている。
 北部の加無山は県立自然公園になっている。酒盛り歌で知られる『真室川音頭』の発祥地として知られる。釜淵遺跡出土の土偶、内町にある薬師堂の銅造如来倚像は国指定重要文化財に指定されている。

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