庄内町は、山形県北西部、庄内平野の南東部から中央にかけて位置し、最上川をはさんで、北北西に酒田市、東に戸沢村、南東に大蔵村、南西に鶴岡市、三川町とそれぞれに接する。
 北端を西流する最上川の河川堆積物からなる扇状地性平坦地と、霊峰月山をはじめとする山間、山岳丘陵地の二地区に分けられる。庄内平野の中央から南東部に位置する平野部は肥沃な耕地となっており、良質米生産地である。南東側の山間、丘陵地域である立谷沢地区の中央を東北有数の清流、立谷沢川が北流して清川地区で最上川に合流し、その流域沿い約15kmの間に集落が点在している。
 最上川に平行してJR陸羽西線が走り、余目駅でJR羽越本線につながる。また、国道47号、345号が通じる。地形的にもまた道路・鉄路においても庄内地方と内陸地方を結ぶ分岐点であり、庄内地方への玄関口となっている。
 地区の中心となる余目は、かつては庄内米の集散地として栄え、現在も庄内町役場の所在地となっている。
 基幹産業は農業で、米作単作地帯であったが、近年では養豚や花卉栽培も行われている。余目油田があり、天然ガスの利用も進んでいる。春から秋にかけて「清川ダシ」とよばれる強風が吹くが、これを利用した風力発電が行われている。 さらにシンボル風車を観光開発に用いた「風車村」や学習施設「ウィンドーム立川」などもつくられている。
 磐梯朝日国立公園の一部で、また最上川県立自然公園がある。

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