上山市は、山形県南東郡、山形盆地の南部に位置し、北は山形市、西は南陽市、南は高畠町、東は宮城県川崎町、七ヶ宿町と接する。市内を蔵王川、須川、前川が流れ、北東に向かって凹面を見せた半円状の盆地に市街地が形成されている。東部は蔵王国定公園に含まれる。西部は白鷹丘陵に属する丘陵性山地である。
 JR山形新幹線・奥羽本線、国道13号が市域中央を南北に縦断する。国道348号、458号も通じる。東北中央自動車道の山形上山インターチェンジが設置されている。
 中心地の上山は、上山藩(4万石~3万石)の城下町、羽州街道の宿場町として栄え、また中世以来温泉町としても発達した。市街地のほぼ中央部にある月岡公園は上山城(月岡城)跡で、その北側に旧湯鶴脛の湯(つるはぎのゆ)の温泉街、南側に新湯温泉街を形成している。市街地郊外には河崎、葉山、高松の温泉もある。
 ほかに、国の重要文化財の旧尾形家住宅(江戸中期の庄屋)、国指定史跡の羽州街道楢下宿・金山越、金瓶出身の歌人斎藤茂吉記念館などがある。また、「日本型温泉クアオルト(ドイツ語で療養地・健康保養地)」の先進地として、市内には、自然の中を歩く健康ウォーキングコースが整備されている。
 農村部はかつての養蚕などにかわってブドウや干し柿で有名な関根カキなど果樹栽培が盛んである。

観光資源一覧

蔵王山の写真

蔵王山 (山形県 上山市 / 宮城県 川崎町 )

奥羽山脈の南部に位置し、山形・宮城両県にまたがる南北約30kmの火山群の総称である。蔵王山という固有の山はなく、最高峰の熊野岳*をはじめとする多くの峰の連なりであり、蔵王連峰ともいう。那須火山帯に属し、旧火山群の南蔵王と新火山群の中央・北蔵王*に分けることができる。古来、刈田嶺(かつたみね)と呼ばれていたが、天武天皇の...

蔵王の樹氷の写真

写真提供:一般社団法人 山形市観光協会

蔵王の樹氷 (山形県 山形市 / 山形県 上山市 )

蔵王の冬のシンボル。シベリアから吹いてくる季節風が、日本海の水分を含み朝日連峰を越える時急激に冷却されて水滴となり、これと雪雲のなかの雪片がアオモリトドマツに繰り返し付着して凍りつき樹氷となる。風上に向かって成長し、さらにその上に雪が積もって人の形に似てくることから、スノーモンスターの愛称もある。  樹氷ができる時...

ベニバナの写真

写真提供:山形県

ベニバナ (山形県 山形市 / 山形県 天童市 / 山形県 寒河江市 / 山形県 上山市 )

キク科でアザミによく似た花をもち、古くから染料や口紅の原料として使用されていた。原産地は未詳だが、中近東だとされている。日本にはすでに3世紀には伝来していたといわれ、万葉集*にも「久礼奈為」、「呉藍」などとして詠み込まれており、10世紀後半に編纂された「和名類聚抄」には「紅藍」*の記載がある。  山形での栽培が始まった...