西米良村は、宮崎県の西部に位置し、北は椎葉村、東は西都市、南は国富町、綾町、小林市、西は熊本県水上村、湯前町、多良木町に接する。地形は東西に狭く南北にやや長い菱形の形をしており、総面積の約 9割強が険しい山々で占められている。低いところでも海抜 200m を超える山地に属し、市房山、石堂山、天包山などの高い山々に囲まれている。椎葉村に源を発する一ツ瀬川は、村の中央を北から南東に、また尾股川は西部を南に流れている。
 国道219号、265号が通る。
 主産業は林業、シイタケ、山茶、ユズ栽培などである。歴史民俗資料館にはかつて行われていた焼畑の農耕用具(国指定重要有形民俗文化財)が展示されている。
 九州中央山地国定公園の指定を受けている。1997(平成9)年度、全国に先駆けて取り組み始めた「西米良型ワーキングホリデー制度」は、交流人口拡大や過疎活性化に大きな効果を上げている。遠くは北海道や沖縄など県内外から多くの方が参加しており、リピーターも定着している。
 なお、2012(平成24)年7月には、ユネスコの「綾ユネスコエコパーク(小林市、西都市、綾町、国富町、西米良村)」にも登録されている。

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