木城町は、宮崎県のほぼ中央に位置し、北は日向市、美郷町、東は都農町、川南町、南は高鍋町、西は西都市に接する。町の中央を小丸川が流れ、これに沿って一部耕地が開けている地域を除き、その背後は急峻な山岳地帯となっている。特に小丸川の上流には尾鈴山脈、大瀬内山脈が迫っており、峻険な山間地帯を形成している。小丸川は水量豊富で町内に4つの発電所が所在する。
 児湯郡の中心で商業が盛んな高鍋町とは県道でつながる。
 木城町の中心でもある高城は、中世、戦国時代の城館所在地で、高城跡がある。
 石河内には1918年(大正7)に武者小路実篤らが、「お互いが人間らしく生き、むつみ合い、そしてお互いの個性を尊重し、他人を傷つけることなく、しかも天命を全うすることができる」理想郷を目指し、「新しき村」(日向新しき村)を開いたが、1938(昭和13)年、ダム建設でその水田の大半が水没した。石河内展望台に文学碑がある。村内には、当時武者小路実篤が暮らしていた旧宅を模した「武者小路実篤記念館」があり、当時の出版物や武者小路実篤にまつわる書類・絵画等が展示されている。
 小丸川に面した川原自然公園では、キャンプ(テント、コテージ10棟)、河川プール、屋外遊泳プール、カヌー、ボルダリングが体験できる。

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