国富町は、宮崎県の中央部にあって、東は宮崎市に隣接し、北は西都市、西は綾町、南は高岡町に接する。
 大淀川の支流本庄川が流れ、沖積地と洪積台地が広く分布する。古くから開発が進んだ地で、本庄古墳群(国指定史跡)や石仏もある。
 東端を東九州自動車道が通り、宮崎市と県道で結ぶ。
 近世では、本庄は延岡藩、八代は薩摩藩、木脇は高鍋藩に属したが、本庄はのちに天領となった。現在は宮崎市の郊外の住宅地としても発展している。
 産業面では、農業基盤整備と農家経営の充実に力を注ぎ、超早場米、野菜、畜産、葉たばこなど、農業を基幹産業としている。
 九州山地東麓の法華嶽薬師寺は、日本三薬師の一つで、郷土玩具「うずら車」も有名である。本庄には、庭園と国指定重要文化財の木造阿弥陀如来及び両脇侍像で知られる万福寺がある。
 なお、2012(平成24)年7月には、ユネスコの「綾ユネスコエコパーク(小林市、西都市、綾町、国富町、西米良村)」にも登録されている。

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