鴻巣市は、埼玉県のほぼ中央に位置する。南西部を荒川が流れ、関東ローム層や荒川沖積層からなる肥沃な土地となっている。
 江戸時代は中山道の宿場町であり、4、9の日の六斎市場町でもあった。近世初期から京都伏見の彫刻師が伝えた人形づくりが有名で、今でも「ひな人形のまち」として知られている。
 周辺の農村では、米、野菜づくりが行われるほか、花卉の栽培が盛んである。近年、工場や住宅が増加して都市化が著しい。
 名所旧跡では、勝願寺にある江戸時代の関東郡代伊奈忠次の墓が県指定史跡となっている。また、原馬室にある古代の埴輪窯跡や、大間の伝源経基館跡なども存在する。

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