狭山市は、埼玉県の南西部、武蔵野台地の一端に位置する。市の中央やや北西よりには、南西から北西にかけて入間川が流れている。入間川両岸の河岸段丘は、右岸は武蔵野台地、左岸は入間台地と呼ばれる。流域は沖積層の低地帯が広がり、その他は比較的平坦な洪積層の大地となっている。
 中心市街の入間川は中世の鎌倉街道の渡河点に発達した集落で、近世は市場町として栄えた。
 1955(昭和30)年12月の「狭山市工場誘致条例」の制定以降、多くの工場が進出し、現在では、自動車産業、化学産業、精密機械機器産業、食品産業など多様な工業群が集積する工業都市となっている。
 伝統産業には、製茶、製材、醸造、農産加工、織物などがある。中でも「狭山茶」は、「静岡茶」「宇治茶」と並び日本三大茶の一つとして呼ばれる。
 夏には関東三大七夕祭りの一つ「狭山市入間川七夕まつり」、秋には狭山市と入間市にまたがる航空自衛隊入間基地で「入間航空祭」が開催される。

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