富士見市は、埼玉県の南西部、武蔵野台地の北東周縁部に位置する。地形は南西部の武蔵野台地と北東部の荒川低地によって大きく二分されている。武蔵野台地は大半が住宅地と畑作地帯に、荒川低地は水田地帯となっている。荒川が現在の市境を流れるようになったのは、江戸時代の水害を防ぐための河川改修によるものである。
 江戸時代には新河岸川舟運の拠点で、大正初期まで舟運は続けられた。かつては米作を主とする純農村であったが、1957(昭和32)年に公団の鶴瀬団地が建設されたのを機に、東京への通勤住宅地として急速に発展した。
 観光では、中世に富士見市を拠点に活躍した難波田氏の城跡を復元した「城跡ゾーン」と、市内の古民家を移築復元した「古民家ゾーン」で構成されている「難波田城公園」などがある。

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