八潮市は、埼玉県の東南部に位置し、南は東京都足立区、葛飾区に接する。市内には、中川・綾瀬川・垳川・大場川・伝右川の一級河川が流れ、北足立台地と野田台地にはさまれた中川低地の南端に位置している。
 第二次世界大戦前まで米作を主とし、レンコン、ネギなどの近郊農業が盛んな地域であった。戦後になって八潮団地をはじめ住宅の進出が著しく、また草加・八潮工業団地も造成されて、織物、染色、機械、金属、木工などの工場が進出し、著しく都市化した。
 観光では、木造で国内最大級の埼玉県指定文化財・円空作木造千手観音立像が観音堂に安置されている「大経寺観音堂」がある。また、約13,000m2の河川敷に、春は桃や菜の花、秋にはコスモスなどが咲き誇る「中川やしおフラワーパーク」には多く見物客が訪れる。浅間神社と氷川神社の祭礼で舞われる「大瀬の獅子舞」は、県指定民俗文化財になっている。

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