延岡市は、宮崎県北部に位置し、東は日向灘に面し、西は日之影町、南は門川町、北は大分県佐伯市に隣接する。市内には五ヶ瀬川、祝子川 (ほうりがわ) 、北川が貫流し、水の豊かな地域として知られている。中心市街地の延岡は五ヶ瀬川の三角州に広がる。
 1587(天正15)年の豊臣秀吉による九州統一後は、高橋氏、有馬氏、三浦氏、牧野氏、内藤氏と、めまぐるしい藩主交代のもと城下町として栄え、明治を迎えた。古くは城下町として、現在は東九州を代表する工業都市として発展を続けている。
 JR日豊本線、国道10号線、218号線、326号線、388号線が通る。
 市街地周辺の農村部では温暖多雨の気象条件を利用して近代的な農業が営まれている。西部の山間地帯ではシイタケ、カキ、クリなどが栽培されている。漁業も盛んで、土々呂 や島野浦島、北浦の漁港では、イワシ、アジ、サバ漁のほか、ハマチの養殖なども行われている。
 北東部のリアス海岸をなす南北浦海岸は日豊海岸国定公園に、中部の行縢山(むかばきやま)、西部の大崩山、鉾岳などは祖母傾国定公園に属する。市街地付近には国指定史跡の南方古墳群が点在する。西端にある比叡山は国指定の名勝である。高島のビロウ自生地、古江のキンモクセイ、祝子川モウソウキンメイ竹林は国の天然記念物に指定されている。
 なお、2017(平成29)年6月には、「祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク(宮崎県延岡市、高千穂町、日之影町、大分県竹田市、豊後大野市、佐伯市)」にも登録されている。

観光資源一覧

大崩山の写真

写真提供:延岡市 北川総合支所

大崩山 (宮崎県 延岡市 )

祖母傾国定公園(そぼかたむきこくていこうえん)を代表する山のひとつで、大崩山系の主峰。延岡市北西部にある祝子川(ほうりがわ)温泉から、1時間ほど歩いた場所が登山道の入り口である。標高は1,644m。大崩山系は火山活動によって形成された地下岩脈が、隆起侵食によって現れた山々だ。大崩山を筆頭に、鉾岳、比叡山、矢筈岳、行縢山など...

鹿川渓谷の写真

鹿川渓谷 (宮崎県 延岡市 )

市の北西、日之影町(ひのかげちょう)との境を流れる綱ノ瀬川上流のさらに支流、鹿川沿いに続く渓谷。祖母傾(そぼかたむき)国定公園の中心に位置し、源流は鬼の目山。付近の山々同様に花崗岩質が特徴で、渓谷の中には花崗岩の一枚岩でできた大小のなめ滝が点在する。県道214号線を10数km進んだ先にある。

北川の写真

北川 (宮崎県 延岡市 )

源流地は大分・宮崎両県境付近にある祖母傾山(そぼかたむきやま)系で、延岡市街地で五ヶ瀬川の河口付近に合流する。総延長51.3km、流域面積573.5km2。上流部は、祖母傾山系国定公園に属し、美しい渓谷景観が広がる。大きな蛇行が印象的な中流部には砂洲が点在し、河畔林も繁茂。汽水域である下流部には、広大な干潟などが広がる。