鹿児島県南部に位置する奄美群島は、鹿児島市の南西約370~560kmの範囲に広がる有人8島(大島本島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島、他3島)の総称。瀬戸内町は、その奄美大島の南に位置し、北は宇検村と奄美市に接している。大島海峡をはさんで加計呂麻島、請島、与路島の有人3島を含む区域を町域とする。
 面積の約9割弱が山林で占められ、いずれも300~400mくらいの山岳地が連なり、急傾斜となって海岸に迫っている。海岸線は典型的なリアス海岸を形成し、水深の深い入江が多く、水産業や避難港としても利用されている。沿岸には数多くの集落が点在している。
 第二次世界大戦中は軍港としてにぎわい、要塞司令部もあった。
国道58号が通じ、奄美市街地や奄美空港とを結び、奄美航路の定期船が古仁屋港に寄航する。
 サトウキビ、畜産、紬などの地域産業、水産養殖などが行われている。
 大島海峡は奄美群島国立公園に指定されている。加計呂麻島の諸鈍(しょどん)に伝わる「諸鈍芝居」は国の重要無形民俗文化財の指定を受けている。

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