日置市は、薩摩半島の中西部に位置し、東は鹿児島市、南は南さつま市、北はいちき串木野市と薩摩川内市にそれぞれ隣接し、西は風光明媚な東シナ海に面している。地勢は、主に東側が薩摩半島の脊梁部をなす山地が連なり、西側が海岸平野で形成され、市街地を含む平野は鹿児島特有の火山灰台地となっている。
 JR鹿児島本線、南九州西回り自動車道、国道3号、270号が通る。
 野菜、サツマイモ、イチゴ、茶などの栽培、肉牛やブロイラーなど畜産が主産業である。
 古くから温泉地として人々の交流が図られ、風情ある温泉街は日帰りや滞在型観光の大きな資源となっている。白砂青松の吹上浜は「日本の渚百選」にも選ばれ雄大で、吹上浜県立自然公園にも指定されている。妙円寺詣りや流鏑馬、せっぺとべに代表される歴史的な伝統行事、薩摩焼などもよく知られている。

観光資源一覧

薩摩焼の里美山の写真

薩摩焼の里美山 (鹿児島県 日置市 )

日置市東市来町にある薩摩焼の里「美山」は、410年以上前に朝鮮半島より伝わった薩摩焼の里として歴史ある町。薩摩藩17代藩主の島津義弘が、朝鮮出兵のときに陶工を連れ帰り、島津藩の庇護のもとで開窯をしたのが薩摩焼の始まり。  薩摩焼には、白薩摩(白もん)と黒薩摩(黒もん)の2種がある。白もんは白い表面に貫入とよばれる細かなヒ...

吹上浜の写真

写真提供:公益社団法人 鹿児島県観光連盟

吹上浜 (鹿児島県 いちき串木野市 / 鹿児島県 日置市 / 鹿児島県 南さつま市 )

薩摩半島西海岸、いちき串木野市から南さつま市にわたって広がる幅2~5km、全長47kmの大砂丘。砂丘内には薩摩湖をはじめ6つの堰止湖がある。浜に軽石が多いのも特徴で、白砂青松の海岸には根上がり松や砂に埋もれた老松が見られ、砂丘が移動することを物語っている。  砂丘のうちでもっとも砂丘らしい風景が展開するのは南さつま市金峰町の...