南牧村は、群馬県の南西部に位置し、西は長野県佐久市、佐久穂町に接する。南北を山地に囲まれ、村のほぼ中央を鏑川支流の南牧川が西から東に流れている。森林が総面積の約9割を占めている。村域の一部は妙義荒船佐久高原国定公園に属する。
 南牧川とその支流に沿って集落が点在している。かつて農業の中心はこんにゃく・養蚕だったが、価格の低迷等により急激に減少し、菊を主体とした花卉類、ブドウ、リンゴ、ゆず等の果樹類、インゲン、オクラ等の野菜類を生産するようになった。林業では、間伐材を有効活用した炭製品が注目を集めている。
 村内には、蝉の渓谷、三段の滝をはじめとした滝、約10万株のカタクリ群生地「六車カタクリこみち」などがある。

観光資源一覧

黒瀧山不動寺の写真

黒瀧山不動寺 (群馬県 南牧村 )

標高870mの黒瀧山に立つ山岳信仰の霊場。上州南牧谷の奥深い黒瀧山の岸壁から滝しぶきの舞う所にあり、山門から不動堂、本堂、黒瀧泉、そして開山堂とつづく。江戸時代前期の1675(延宝3)年、徳川綱吉が帰依した潮音禅師によって中興開山された。  行基作と伝わる不動明王を安置し、厄除けの不動の霊場として千余年の歴史を重ねる静寂幽玄...

北八ケ岳の写真

北八ケ岳 (長野県 佐久穂町 / 長野県 茅野市 / 長野県 小海町 / 群馬県 南牧村 )

八ヶ岳の硫黄岳の北にある夏沢峠から大河原峠までを北八ヶ岳とし、又は北八ヶ岳に蓼科山を加えて北八ヶ岳と呼ぶ場合もある。前者の範囲では南から根石岳、高峰の天狗岳をはじめ、中山・丸山・茶臼山(ちゃうすやま)・縞枯山(しまがれやま)・横岳*・大岳などであり、2,500m前後の山を連ねている。  南の八ケ岳が荒々しい男性的な岩山で...