平塚市は、神奈川県南部の中央、相模平野の南部に位置する。市域は約4kmの海岸線から北西に広がる扇形で、相模川と金目川の下流域に拡がる平地と、それを取り囲む台地と丘陵から形成されている。
 中心市街地は南部にあり、江戸時代には東海道の宿場町として発達し、須賀は漁港と相模川舟運の河港を兼ねた。第二次世界大戦前から海軍火薬廠、航空機工場などが立地しり、戦後は相模川沿いに工業団地も造成されて、湘南工業地域の要地となっている。商業都市としての性格も強い。北部は農村地域で、沖積地には水田が開け、特産のサツマイモなども栽培されている。
 「湘南平」、「湘南潮来」、「森の前鳥神社」、「七国峠・遠藤原」、「平塚砂丘」、「霧降りの滝・松岩寺」、「金目川と観音堂」、「八幡山公園」が、平塚八景として選定されている。「湘南ひらつか七夕まつり(7月)」は全国的に有名で、多くの観光客で賑わう。

観光資源一覧

湘南ひらつか七夕まつりの写真

写真提供:(一社)平塚市観光協会

湘南ひらつか七夕まつり (神奈川県 平塚市 )

1950(昭和25)年の戦災復興祭に端を発し、1951(昭和26)年から始められたものだが、今では日本有数の大がかりな七夕まつりに発展した。各商店会や企業、団体は、太い竹に吹き流し・クス玉・仕掛物などの飾り付けを行うが、この仕掛物の意匠にアイディアを競い合い、春ごろから準備を進めるという。中には、一竿100万円を超える豪華な飾りも...