川崎市は、神奈川県の北東部に位置する政令指定都市で、7区の行政区を持つ。多摩川を挟んで東京都大田区、世田谷区、調布市、狛江市、稲城市、多摩市、町田市と接する。北西部の一部丘陵地を除いて起伏が少なく、比較的平坦な地域となっている。多摩丘陵にはのどかな田園風景が広がり、新興住宅地が多い。東京湾岸の埋立地は隣接する横浜市鶴見区沿岸部とともに大規模な重工業地帯となっている。
 市内を縦断する形でJR南武線が通り、南武線と交差する形で5つの私鉄が横断している。
 江戸時代には、東海道に沿う旧川崎町をはじめ矢倉沢往還の溝口、中原街道の小杉などが宿場町、市場町として賑わった。
 「平間寺(川崎大師)」は厄よけ大師として全国的に有名である。この他に、「よみうりランド」、「日本民家園」、「川崎市岡本太郎美術館」「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」などがある。

観光資源一覧

東京湾アクアライン(一般国道409号)の写真

写真提供:NEXCO東日本

東京湾アクアライン(一般国道409号) (千葉県 木更津市 / 神奈川県 川崎市 )

東京湾アクアラインは、川崎側から約10kmのシールドトンネル、木更津側から約5kmの橋梁、トンネルと橋梁の接続部に設置された人工島(海ほたるパーキングエリア)、および換気用の人工島(風の塔)で構成される、1997年(平成9年)12月18日に開通した自動車専用の有料道路。  東京湾アクアラインは、民間企業と地方自治体、日本道路公団が...

平間寺(川崎大師)の写真

写真提供:平間寺(川崎大師)

平間寺(川崎大師) (神奈川県 川崎市 )

平間寺は、正式には「金剛山金乗院平間寺」と称する真言宗智山派の大本山である。大治年間(1125~1130年)、平間兼乗という武士が、夢のお告げにより海中から弘法大師の木像を引き揚げた。ささやかな草庵をむすび、供養を怠らなかった兼乗が、高野山の尊賢上人と力を合わせ、一寺を建立したのが始まりと伝えられている。  川崎大師駅前か...

川崎臨海工業地域の工場群の写真

写真提供:川崎市観光協会

川崎臨海工業地域の工場群 (神奈川県 川崎市 )

川崎臨海工業地域は、京浜工業地帯の中核として重工業を中心に発展してきた。市内には、鉄鋼や化学、電機、精密機械、エレクトロニクス、情報通信、食品、科学技術等の多種多様な工場・事業所が集積している。工場や事業所の中には、世界でも有数の高度な生産・技術を持ち、世界に誇る製品を生み出しているところも少なくない。  2005(平...

川崎市立日本民家園の写真

写真提供:©2019川崎市立日本民家園

川崎市立日本民家園 (神奈川県 川崎市 )

川崎市立日本民家園は、急速に消滅しつつある古民家を永く将来に残すことを目的として、生田緑地の丘陵に、1967(昭和42)年に開園した古民家の野外博物館である。東日本の代表的な民家をはじめ、水車小屋、船頭小屋、高倉、歌舞伎舞台など25件の建物が配置されている。これら25件の建物全てが国・県・市の文化財指定を受けている。園路には...

川崎市岡本太郎美術館の写真

川崎市岡本太郎美術館 (神奈川県 川崎市 )

川崎市岡本太郎美術館は、岡本太郎の没後、3年が過ぎた1999(平成11)年、「自然と融合した美術館」をコンセプトに、川崎市多摩区の生田緑地内に建てられた。同コンセプトに基づき、展示室をはじめとするほとんどの施設は地下にあり、地上には「母の塔」(美術館のシンボルタワー、高さ30m)を中心とする公園スペース、カフェテリアや池など...

川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムの写真

写真提供:©Fujiko-Pro

川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム (神奈川県 川崎市 )

「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」は、藤子・F・不二雄氏が富山県高岡市から上京後、トキワ荘時代を経て、晩年までを過ごした川崎市にある美術館である。2011(平成23)年9月に開館し、藤子・F・不二雄氏の作品世界やメッセージを、原画などの展示を通じて発信している。  同ミュージアムは、「まんが」「遊びゴコロ」「SF-すこしふ...