読谷村は、沖縄本島の中部、西海岸に位置する。東シナ海にカギ状に突き出た半島で、東は緑濃い山並み、西は東シナ海に面し、南は比謝川を境とし、北は残波岬に囲まれている。
 読谷村は、第二次世界大戦後、その大部分が米軍に収用されていたが、返還された土地の活路を畜産及び野菜の生産に見い出した。さとうきび、ピーマン、甘藷、パパイヤ、小菊などが栽培されている。
 読谷村には、「残波岬」のほか、世界遺産にも登録されている「座喜味城址」、「やちむんの里」など観光資源がある。

観光資源一覧

残波岬の写真

残波岬 (沖縄県 読谷村 )

高さ30m前後の断崖が約2km続く、沖縄本島最西端に位置する岬。一帯は、残波岬公園として整備されており、岬手前にある公園には、高さ8.75mの巨大な残波大獅子(うふじし)が鎮座する。  岬の先端部分は琉球石灰岩のゴツゴツした岩場が続いている。ここに立つと、コバルトブルーの東シナ海と、沖縄本島西海岸から本部半島、伊江島や慶良間諸...

座喜味城跡の写真

座喜味城跡 (沖縄県 読谷村 )

標高約120mの丘陵地、読谷村のほぼ中央高台にある。15世紀初頭(1420年ごろ)、読谷山按司の護佐丸が築城したといわれる。面積約1万m2で、2つの郭からなり、一の郭には殿舎が建てられていた。この城は要塞としての機能を重視して造られており、郭を取り囲む城壁はいくつもの曲線が組み合わされるような構造。石垣の幅は、厚いとこ...

エイサーの写真

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エイサー (沖縄県 沖縄市 / 沖縄県 豊見城市 / 沖縄県 読谷村 / 沖縄県 うるま市 / 沖縄県 他 )

エイサーとは、旧盆の夜に行われる沖縄の伝統行事のひとつである。  年中行事を旧暦で行うことの多い沖縄では、お盆も旧暦の7月13~15日に行うため、毎年時期が異なる。  初日はウンケー、中日はナカヌヒー、三日目をウークイといい、先祖の霊をあの世に送り出すために青年たちが隊列を組み、勇壮に大太鼓や締太鼓を打ち鳴らしながら道路...