渡嘉敷村は、那覇市の西方32kmの東シナ海に位置し、沖縄海岸国立公園に指定され、白い砂浜に覆われた海岸線をもつ豊かな自然に囲まれた村である。慶良間諸島のうち渡嘉敷島、前島、仲島、儀志布島、黒島、慶伊勢島など10余島が村域になる。
 渡嘉敷島は、中央部から北側にかけて200mを越す山々が連なり、その間のわずかな低地に渡嘉敷集落が形成されている。また、島の南側に開けたビーチの近くには阿波連集落が形成されている。
 沖縄県でも有数の好漁場で、小規模ながら一本釣りや延縄漁が営まれている。また、沖縄本島からのアクセスの良さもあり、世界でも有数のダイビングスポットともなっている海を活かした観光業も盛んである。

観光資源一覧

渡嘉志久ビーチ(渡嘉敷島)の写真

写真提供:垂見健吾

渡嘉志久ビーチ(渡嘉敷島) (沖縄県 渡嘉敷村 )

那覇からの船が着く渡嘉敷港がある島の東側から、島中央部に連なる小高い山を越えて車で約10分。島の西側の山の上から目に飛び込んでくるのが、白い砂浜が約800mも続く渡嘉志久ビーチだ。ここは三方が山に囲まれた湾になっているので、波は穏やか。  このビーチの特徴はウミガメに会える確率が高いこと。海底にウミガメの好物である海草が...

慶良間諸島の海の写真

写真提供:垂見健吾

慶良間諸島の海 (沖縄県 渡嘉敷村 / 沖縄県 座間味村 )

沖縄本島の西、約30kmの海に広がる約20の島々が慶良間諸島。有人島には渡嘉敷島(渡嘉敷村)、座間味島、阿嘉島、慶留間島(以上、座間味村)があり、その他は無人島である。これらの島の大部分には山があり、海岸線はギザギザして複雑だ。これは山地が沈んだ島である証。200万年~150万年前、琉球列島が中国大陸と陸続きだった時代に、その...

阿波連ビーチ(渡嘉敷島)の写真

写真提供:垂見健吾

阿波連ビーチ(渡嘉敷島) (沖縄県 渡嘉敷村 )

渡嘉敷港から車で約15分。島の西岸、渡嘉志久ビーチの南にある、渡嘉敷島を代表する浜。民宿やペンションなどが集まる阿波連集落にあり、島の滞在客だけでなく、那覇から日帰りで海遊びを楽しみに来る人たちでにぎわっている。真っ白い砂浜が約800m続いており、海は遠浅で波も穏やか。子ども連れにも安心だ。