東村は、沖縄本島北部の東海岸に位置し、南東は太平洋に面している。地形は全体的に山地丘陵地となっており、総面積の約7割が山林原野で占められている。村内の主な河川には新川川、福地川、慶佐次川、有銘川があるが、このうち新川川と福地川には国のダムが築かれ、中でも福地ダムは県内最大規模を誇る。
 主な産業は第一次産業で、パイナップルやサトウキビなどが栽培されている。観光面では、エコツーリズムやブルーツーリズムに県内でも早くから取り組んできたほか、 慶佐次ふれあいヒルギ公園、つつじエコパーク、山と水の生活博物館なども整備されている。

観光資源一覧

やんばるの森の写真

写真提供:やんばる学びの森

やんばるの森 (沖縄県 国頭村 / 沖縄県 大宜味村 / 沖縄県 東村 )

沖縄島北部の国頭村、大宜味村、東村を含む通称「やんばる」地域。「山々が連なり森の広がる地域」を意味するこのエリアは、世界的にも貴重な自然の宝庫である。森林率が80%以上で、南北約23km、東西約12kmの日本の総面積のわずか0.1%の範囲の中に、多くの固有動植物、稀少動植物が生息している。2016(平成28)年には、やんばるの陸地と海...

慶佐次湾のマングローブの写真

慶佐次湾のマングローブ (沖縄県 東村 )

沖縄本島北部の東側に位置する東村を流れる慶佐次川の河口、慶佐次湾岸に広がるヒルギ(マングローブ)群落は沖縄本島では最大規模で、国の天然記念物に指定されている。ヒルギとは、熱帯から亜熱帯の、海水と淡水が混ざりあう河口の汽水域に生息する植物の総称で、マングローブとも言う。過剰な塩分を排泄できる特性をもっていて、満潮時に...