高原町は、宮崎県の西南部に位置し、北は小林市、南は都城市、西は鹿児島県霧島市に接する。霧島山東麓、静かな山あいに位置している。西部は霧島山の秀峰高千穂峰がそびえ、その東麓には霧島最大の火口湖御池がある。町内は霧島系溶岩台地と姶良(あいら)火山のシラス台地が広く分布する。
 面積の約5割を山林原野が占め、起伏が多く、霧島山からの湧水はことのほか豊富で、大淀川の支流である岩瀬川、高崎川、辻の堂川をはじめ数多くの中小河川が町の西部から東部にかけて流れている。
 JR吉都線、国道221号、223号、宮崎自動車道が通り、高原インターチェンジがある。
 高原町の主幹産業は農業であり、中でも畜産業の割合が高く、農業粗生産額の約7割は畜産で占められている。とりわけ肉用牛の生産が盛んで、その肉質の良さは県内外でも高く評価されている。
 高原町には「高千穂峰」や「神武天皇ご生誕地」にまつわる神話や史跡などがある。また、国重要無形民俗文化財に指定されている神楽が伝承されている。
 狭野のスギ並木と狭野神社ブッポウソウ繁殖地は国の天然記念物に指定されている。
 2010(平成22)年9月には、霧島ジオパーク(宮崎県都城市、高原町、小林市、えびの市、鹿児島県霧島市、曽於市、湧水町)が、日本ジオパークに認定されている。

観光資源一覧