中泊町は、青森県北西部、津軽山地の西側に位置する。町域の約6割が山地で、スギ、ヒバなどの針葉樹を中心とする国有林。中里地区には白神山地を源とする岩木川が流れて十三湖に注ぎ、集落は岩木川東岸に開けた平坦地から山裾に発達。小泊地区は大部分が山地で平野は少なく、集落は小泊港や下前漁港の周囲に形成される。
 西はつがる市と日本海、南北は五所川原市、東は外ヶ浜町と接する。五所川原市をはさんで南東の中里地区と、北西の小泊地区に分かれる。
 ストーブ列車で知られる津軽鉄道の終着駅、津軽中里駅がある。国道399号が中里地区と小泊地区を結ぶ。
 特産品はメバル、ヤリイカなどの海産物で、とくにイカの漁獲量は町全体の水揚高の約80%を占める。
 町域は津軽国定公園に含まれ、権現崎遊歩道などが整備されている。

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権現崎の写真

権現崎 (青森県 中泊町 )

津軽半島の北西部、中泊町の日本海に突き出す全長約6kmの岬で先端部は小泊岬である。海抜229mの最高所付近に飛龍権現*を祀った尾崎神社が立つところから、権現崎の名がある。  竜飛崎から権現崎にかけては、典型的な海岸段丘*の岩石海岸で海蝕台、海蝕洞、海蝕崖など変化に富んだ海岸地形を形成している。権現崎も全体が石英安山岩で構成...