木島平村は、長野県北東部にある村。農地や住宅地が集まっている西側は千曲川に注ぐ2本の支流(樽川と馬曲川)が流れ、長い時間をかけて出来上がった扇状地になっている。千曲川の支流樽川と馬曲(まぐせ)川の扇状地上を占め、積雪が多い。国道403号が通じる。鉄道は村内を通過していない。鉄道を利用する際の最寄駅は、JR北陸新幹線及び飯山線の飯山駅。飯山市、中野市、野沢温泉村、山ノ内町、栄村に接する。
 水稲作と野菜中心の農村である。
 森林部は、村の南東部に独立峰「高社山」があり、山の北側(木島平側)に木島平スキー場がある。また、村の東側は、上信越高原国立公園に属する広大な森林地帯が広がり、ブナの原生林や貴重な高山植物が自生する湿原、キャンプ場などがあるカヤの平高原がある。
 木島平村には縄文~弥生時代の貴重な遺跡が複数あり、貴重な考古資料が出土している。ふるさと資料館には、渦巻文装飾付鉄剣や勾玉などの根塚遺跡出土品(県宝指定)や、実物大写真複製の算額などの和算資料、昔の農具や生活具など懐かしの品々が展示されている。
 また、室町末期から続く和紙(内山紙)が生産されており、和紙ができるまでの行程が学べるほか、体験もできる。

観光資源一覧

カヤの平のブナ林の写真

写真提供:(一社)木島平村観光振興局

カヤの平のブナ林 (長野県 木島平村 )

上信越高原国立公園の中心志賀高原の北、高標山(たかびょうやま)東麓、標高約1,400~1,700mの広大で秘境的な高原にブナの原生林が広がる。山ノ内町の奥志賀から野沢温泉村に至る60km以上の奥志賀林道(北信州もみじわかばライン)が続いており、その途中にあるカヤノ平には、樹齢200年を超す大木のブナがうっそうと茂る。  カヤの平には...