美しき日本 全国観光資源台帳

小谷村は、長野県北西端、姫川流域にある信越国境の村。姫川の狭長な谷を通るJR大糸線と国道148号に沿い集落が分布している。東は東山から天狗原に連なる稜線をもって長野市と新潟県妙高市に接し、西は白馬連峰を境として富山県に接し、南は白馬村、北は糸魚川市に接している。
　山間地域である小谷村は、農業が盛んな村で、昭和40年代は、稲作のほか、養蚕や畜産など行っていましたが、自然条件の悪い本村は、基幹作目の米ばかりに頼っていくことはとても困難でした。今後、飛躍してきた観光産業や本村の地形的条件の特性を利用した農業経営が望まれています。
　小谷村は元々農業が盛んな村で会ったが、昭和50年代より観光産業が主要な産業となってくる。村の東部は、妙高戸隠連山国立公園を含み雨飾山など頸城山塊が、西部は中部山岳国立公園を含み白馬連峰がそびえる。白馬・乗鞍岳山麓には栂池高原や多くのスキー場が開設されている。小谷温泉、姫川温泉などがある。
　また、近世、谷筋を糸魚川から松本へ通じた千国街道（塩の道）は脚光を浴び、沿道に残された多くの石仏群や牛方宿、番所跡、石畳道などにも、多数の訪問者がある。