下諏訪町
印刷する下諏訪町は、長野県中央部、諏訪郡の町。南は諏訪湖に面し、北は二ッ山、三峰山、和田峠、鷲ヶ峰があり、流れ下る砥川、承知川等の河川の扇状地に発達した町で、西に岡谷市、東に諏訪市、さらに北は松本市・長和町に接している。
JR中央本線と国道20号が湖岸沿いを走り、142号を分岐する。諏訪大社下社の門前町であったが、近世には甲州街道の終点であるとともに中山道との交点にあたり、和田峠下の下諏訪宿として、また下諏訪温泉の温泉町として繁栄した。
下諏訪町の産業は、明治以後は製糸工業が発展し、第二次世界大戦後には精密機械工業や観光業を中心に着実に発展してきた。
町内には下諏訪宿のおもかげを残し、宿場町の西端には万治年間(1658~1661年)作といわれる万治の石仏、和田峠から下りてきた道筋には幕末にこの地で敗死した水戸浪士の墓がある。東部は霧ヶ峰高原で、七島八島の高層湿原(八島湿原)がある。
観光資源一覧
霧ヶ峰高原 (長野県 諏訪市 / 長野県 茅野市 / 長野県 下諏訪町 / 長野県 長門町 )
諏訪市の北東部、大門峠から鷲ヶ峰(わしがみね)の間に、ゆるやかな起伏をもつ高原が3,000haにわたってつづいている。最高峰の車山は標高1,925mの火山でいくつかの断層が発達し、車山湿原、踊場湿原(池のくるみ)、八島ヶ原湿原と3つの湿原を生んだ。上昇気流が盛んで、この気流を利用してグライダーの基地ともなっている。 茅野市本町か...
霧ヶ峰のニッコウキスゲ (長野県 諏訪市 / 長野県 茅野市 / 長野県 下諏訪町 / 長野県 長門町 )
諏訪市の北東部、大門峠から鷲ヶ峰(わしがみね)の間に、ゆるやかな起伏をもつ高原が3,000haにわたってつづいている。最高峰の車山は標高1925mの火山でいくつかの断層が発達し、車山湿原、踊場湿原(池のくるみ)、八島ヶ原湿原と3つの湿原を生んだ。 この草原に7月になるとニッコウキスゲが咲き誇る。ニッコウキスゲ(日光黄菅)は草丈40...
諏訪大社 (長野県 諏訪市 / 長野県 茅野市 / 長野県 下諏訪町 )
全国各地の諏訪神社の総本社であり、信濃国一之宮として崇敬される諏訪大社は、諏訪湖を隔てて南北に上社、下社が鎮座する。上社は諏訪市の本宮と茅野市の前宮、下社は下諏訪町の春宮と秋宮とに分かれ、この4社を合わせて諏訪大社となる独特の形式をもつ。 祭神は出雲系の神、建御名方神(たけみなかたのかみ)*と妻の八坂刀売神(やさか...
諏訪湖 (長野県 諏訪市 / 長野県 下諏訪町 / 長野県 岡谷市 )
八ヶ岳や中央アルプスなどの美しい山々に囲まれて信州のほぼ中央に位置し、周囲約16kmの信州一大きな湖。諏訪盆地の地溝帯にできた断層湖で、岡谷市、下諏訪町、諏訪市にまたがる。 流出部は天竜川だけで釜口水門によって水量が調整されている。観光の中心は上諏訪温泉付近の東岸で湖畔公園・カリン並木があり、サイクリングロードを整備...
諏訪湖の御神渡 (長野県 岡谷市 / 長野県 諏訪市 / 長野県 下諏訪町 )
岡谷市、諏訪市、諏訪郡下諏訪町にまたがる諏訪湖独特の冬の自然現象で、氷点下10度前後の日が続くと湖が全面結氷し、さらなる冷え込みにより氷が裂け、昼と夜の温度差によってその裂け目が徐々にせり上がることで大音響とともに山脈のような筋になる現象。 最近は、気温の上昇とともに出現することが少なくなってきているが、1月から2月...
御柱祭 (長野県 諏訪市 / 長野県 茅野市 / 長野県 下諏訪町 / 長野県 富士見町 / 長野県 原村 )
6年に1度(数え年で7年に1度)、寅と申の年に諏訪大社4社の社殿の四隅に立つ御柱の建て替えを行う祭事で、規模の大きさ、勇壮さで日本の大祭の一つに数えられている。祭りのいわれは清浄な神地の境界を示すものとも、式年造営の省略した形とも様々な説がある。 御柱祭の幕明けは4月初旬上社の山出しに始まる。山から伐採された長さ五丈五...