今帰仁村は、沖縄本島北部に位置し、北は東シナ海に面している。南側は、乙羽岳を中心に、山並みがほぼ東西に延びている。その山麓から北および東に向かって緩傾斜地となり、さらに平坦地が広がり、耕作地が集落を中心に広がっている。
 昔から国頭地方第一の農産地で、沿岸の平野部ではサトウキビ・葉タバコなどが栽培され、背後の山々の斜面にはパイナップル畑が広がる。本島では他に例を見ないほど第二次大戦前の町なみが残っており、琉球松・アダンの防風林、街道の松並木などが旧態をとどめている。また、標高90~100mの丘の上に築かれた、琉球統一以前の北山王の主城「今帰仁城跡」は、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産にも登録されている。

観光資源一覧

古宇利大橋の写真

古宇利大橋 (沖縄県 今帰仁村 / 沖縄県 名護市 )

沖縄本島北部の屋我地(やがじ)島と古宇利島を結ぶ全長1,960mの橋。2005(平成17)年に完成。屋我地島周辺は岩礁及び小島が浮かぶ風光明媚な海域で、沖縄海岸国定公園に指定されていることもあり、周辺環境と調和した橋として整備された。  許田インターから屋我地島側の古宇利大橋のふもとまで約22km。橋の入口手前に駐車場があり、そこ...

今帰仁城の写真

写真提供:今帰仁村教育委員会

今帰仁城 (沖縄県 今帰仁村 )

今帰仁城は、南は谷を隔てて背後のクバの御嶽に連なり、東と北は40~100mの断崖下に志慶真川が流れる要害の地にある山城。琉球が尚氏によって統一される以前、北山・中山・南山の3つの勢力に分かれていた三山時代に、本島北部一帯から与論島、沖永良部島あたりまでを勢力下におさめた北山王の居城で、築城は13世紀末といわれている。  約7....

沖縄の闘牛の写真

写真提供:垂見健吾

沖縄の闘牛 (沖縄県 うるま市 / 沖縄県 本部町 / 沖縄県 今帰仁村 / 沖縄県 石垣市 / 沖縄県 他 )

沖縄における闘牛は、農民の娯楽として自然発生したと伝えられている。沖縄の言葉では「ウシオーラセー」という。牛と牛の勝負に、闘牛士(勢子)がつく。  沖縄本島中北部を中心に、県内各地に現在10カ所前後の闘牛場がある。闘牛場は円形で、立派なドーム型のものもあれば、木立の中の公園のような雰囲気のところもある。普段はひっそり...