壬生町は、栃木県の南部に位置し、宇都宮市、鹿沼市、下野市、栃木市に接する。西境を思川、中央部を黒川、東境沿いを姿川が流れており、関東平野の北部に当たるほぼ平坦な地形である。
 東武鉄道宇都宮線が走り、国道121号、352号が通じる。北関東自動車道壬生インターチェンジが整備され、東北自動車道との連結により広域交通の利便性が高まった。
 中心集落の壬生は中世以来の城下町で、近世には壬生通りの宿場町、市場町としても発達し、黒川の河港はカンピョウなどの集散で賑わった。
 黒川を境に西側は水田、東側は畑で、平地林が多い。藤井は栃木県内でも有数のカンピョウ産地で、ほかにイチゴのハウス栽培も盛んである。
 北部には、1964(昭和39)年に東京の輸出玩具メーカーが集団移転した輸出玩具工場団地がある。「おもちゃのまち」としても知られており、「壬生町おもちゃ博物館」、「おもちゃのまちバンダイミュージアム」などの関連施設もあり、家族連れに人気のスポットとなっている。

観光資源一覧

おもちゃのまちの写真

写真提供:壬生町おもちゃ博物館

おもちゃのまち (栃木県 壬生町 )

東京でブリキのおもちゃなどを製造していた工場が壬生町に移転し、おもちゃ団地を形成した。1965(昭和40)年には、東武鉄道宇都宮線に新駅「おもちゃのまち駅」が開設された。  「おもちゃのまち」にふさわしく、さまざまなおもちゃを陳列しているのが「壬生町おもちゃ博物館」。1995(平成7)年に開館、2012(平成24)年にリニューアルし...