魚沼市
印刷する魚沼市は、新潟県の中東部、西を魚沼丘陵、東を三国山脈に挟まれた魚沼盆地の北方に位置し、三条市、長岡市、小千谷市、十日町市、南魚沼市、群馬県みなかみ町、片品村、福島県只見町、檜枝岐村に接する。市の中心部を流れるのは、鮎・ウグイ(ハヤ)・カジカなど数多くの魚が生息する魚野川、その支流である破間川(あぶるまがわ)、佐梨川、羽根川などの清流が貫流している。
魚野川に沿ってJR上越線、国道17号、関越自動車道が通じ、堀之内、小出の2つのインターチェンジがある。この他に、東京~新潟を結ぶ国道17号(三国街道)、福島県へ連絡する国道252号(六十里越)、352号(銀山街道、枝折峠)などが通っている。
市街は、江戸時代に三国街道の宿駅、また、周辺で生産される良質な縮布(白縮)の市場町として賑わった堀之内(魚沼川左岸)の一帯、及び、江戸前期の上田銀山開発にあたって、その拠点となった小出島村を中心とする小出島、本町、四日町の一帯(同右岸、一部左岸)に形成される。
現在、基幹産業は稲作(魚沼コシヒカリ)を中心とした農業で、花卉、種苗の栽培や酪農、ニシキゴイの養殖も盛んである。
観光資源には、越後駒ヶ岳、平ヶ岳、尾瀬、奥只見ダム・湖、黒邸(国重文)、佐藤家(国重文)、永林寺、西福寺開山堂、円福寺、宮柊二記念館、酒蔵、温泉、スキー場などがある。
観光資源一覧
尾瀬ヶ原 (群馬県 片品村 / 新潟県 魚沼市 / 福島県 檜枝岐村 )
尾瀬沼の西約4km、至仏山・燧ケ岳・景鶴山・アヤメ平など2,000m級の山々に囲まれた盆地状をなす標高1,400m内外の高地に、東西約6km、南北約2kmにわたって広がる本州最大の湿原で、尾瀬を象徴する存在である。牛首と沼尻川を境に、下田代・中田代・上田代に分かれている。尾瀬ヶ原ははじめ燧岳溶岩流が只見川をせき止めてつくった古尾瀬湖とい...
奥只見湖 (新潟県 魚沼市 / 福島県 桧枝岐村 )
奥只見ダム*によって只見川本流をせき止め、銀の採掘で知られる銀山平*のほとんどを沈めてできた人造湖。新潟県と福島県の県境にあたり、越後の荒沢連峰や会津駒ガ岳をはじめとする会津の山並みにはさまれて、紺碧の湖水が南北、東西に細長くのびる。静かな湖面に残雪や新緑、紅葉を映し、秘境の趣を感じさせる。ことに紅葉時はみごと。 ...
西福寺 (新潟県 魚沼市 )
室町時代後期1534(天文3)年に開山芳室祖春大和尚によって開かれた。 本堂は唐様で、江戸時代の建立。江戸末期1857(安政4)年に当山の23世によって建てられた開山堂は本堂の左手にあり、雪を防ぐため覆い屋根がかけられているが、ケヤキづくり・茅葺きの堂々とした大屋根である。内部の三間四方の天井と欄間には、道元禅師が宗で猛虎に...