四国中央市
印刷する四国中央市は、愛媛県の東端にある。北は瀬戸内海の燧灘に臨み、東は香川県と徳島県に接し、南は石鎚山脈を隔てて高知県と接する。
交通の要衝でありJR予讃線、国道11号、192号、319号が通じるほか、四国「エックスハイウェイ」の中心地で四国縦貫・横断道の結節点となっており、四国各県の県庁所在地まで約1時間と、交通の要衝の地。海路では、四国屈指の多目的国際ターミナルを擁する。
吉野川の支流である銅山川の他、金生川、関川が流れる。東西に約25kmの海岸線が続き、その海岸線に沿って東部には全国屈指の製紙・紙加工業の工業地帯がある。西部には自然海岸が広がり、南には山間部を擁する。
土居町地区には縄文時代後期の藤原縄文遺跡、旧川之江市地区金生川流域に弥生時代、古墳時代等、市内には多数の古墳が分布する。川之江には江戸以時代以降、土佐への道や金毘羅道が通り、本陣や商家が軒を連ねた。
日本有数の製紙地帯として発展を遂げ、和紙から作る水引は全国に知られる。農業は米のほかミカン、茶、シイタケ栽培がされている。フェーン現象を伴うやまじ風が吹く沿岸部ではカンショやサトイモが栽培される。
金砂湖を含む銅山川一帯は金砂湖県立自然公園に属する。紙のまち資料館、愛媛県産業技術研究所紙産業技術センターがある。