阿波市
印刷する阿波市は、県中央北部の吉野川北岸に位置し、東は上板町、西は美馬市、南は吉野川市、北は香川県さぬき市、東かがわ市と接する。
吉野川北岸に位置し、北部の香川県との境には讃岐山脈が連なる。その山々を水源として日開谷川、九頭宇谷川、宮川内谷川などの支流が南下し、南に広がる扇状地を形成して、吉野川に注ぐ。地理的・地質学的に特殊な複合扇状地、天井川、河岸段丘等の地形が点在しており、「阿波の土柱」は国の天然記念物に指定されている。
国道318号他、多くの県道が東西に通じる。また、徳島自動車道がほぼ中央を横断、土成ICが設置されている。
かつては藍作や養蚕が盛んだったが、現在は稲作のほか、施設園芸や畜産、ニシキゴイの養殖も行われている。
旧阿波町には伊沢城跡や北岡古墳、林地区は『和名抄』にみえる拝師の地とされる。西部には国指定天然記念物の奇勝「阿波の土柱」がある。旧市場町の市場は江戸時代に市が立てられて発達し、切幡には四国八十八カ所札所の切幡寺、八幡には八幡神社がある。旧土成町地域には土御門上皇の行在所跡といわれる御所神社の他、四国八十八カ所札所の十楽寺、熊谷寺、法輪寺がある。旧吉野町の中心の西条は室町時代に守護細川氏の臣岡本氏の居城があり、のちに阿波九城の一つとなり城下町として栄えた。
切幡寺大塔は国指定重要文化財、野神の大センダンは国指定天然記念物。宮川内ダム一帯は奥宮川内県立自然公園に含まれている。