西都市は、宮崎県のほぼ中央に位置し、北は椎葉村、美郷町、東を木城町、高鍋町、新富町、南を宮崎市、国富町、西を西米良村に接する。山地が多く、その間を一ツ瀬川及びその支流の三財川、三納川が貫流し、南東部へ向けて高台丘陵から平野部を形成している。
 国道 219号線が通じる。
 中心市街地の妻は一ツ瀬川の中流域を占め、古代は日向国の中心地で国府、国分寺が置かれ、中世は伊東氏の城下町が形成された。江戸時代には妻、上穂北は天領、東米良、三財地区寒川は人吉藩領、他は佐土原藩領であった。
 市域の東部は一ツ瀬川とその支流がつくる狭い沖積平野で水田地帯、その西部は洪積台地でピーマン,キュウリなどの施設園芸が行われている。
 日本最大級の特別史跡・西都原古墳群(特別史跡) をはじめ、千畑古墳、松本塚古墳、新田原古墳群、茶臼原古墳群、常心塚古墳 (以上史跡) などの遺跡が非常に多く存在する。銀鏡地区の銀鏡神社には、宮崎県で最初に国の重要無形民俗文化財に指定された米良神楽(銀鏡神楽)が伝わる。上穂北と妻のクスはいずれも天然記念物に指定されている。
 なお、2012(平成24)年7月には、ユネスコの「綾ユネスコエコパーク(小林市、西都市、綾町、国富町、西米良村)」にも登録されている。

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西都原古墳群の写真

西都原古墳群 (宮崎県 西都市 )

西都原は西都市街の西方に北から南に延びる東西2.6km、南北4.2kmにおよぶ洪積台地。この標高60mほどの平坦な台地上に、瓊瓊杵命(ににぎのみこと)や木花開耶姫(このはなさくやひめ)の墓とされる古墳をはじめ、4世紀初頭から7世紀に造られた300基以上の大小さまざまの古墳が続き、全国初の特別史跡公園として整備されている。  公園は花...