宇佐市は、大分県北部に位置し、北に周防灘が開け、南は立石山・人見岳等の山岳を有する。
 宇佐は古代から栄え、725(神亀2)年に宇佐神宮が造営されてからは、九州の大半を領地に持ち、宇佐八幡文化が花開いた。現在でも、宇佐神宮のほか、東西本願寺別院、龍岩寺、鏝絵、石橋など古い歴史・文化遺産が数多く保存・継承されている。
 また、周防灘からの豊かな水産物、平野部での農業、山間部での高付加価値農業、情報技術・自動車等の技術産業などの産業も盛んである。

観光資源一覧

宇佐神宮の写真

写真提供:宇佐神宮

宇佐神宮 (大分県 宇佐市 )

宇佐駅の西約3.5km、国道10号の南側に社叢が広がる。豊前国一の宮であり、全国4万社余りある八幡社の総本社。伊勢神宮に次ぐ宗廟として朝廷から崇敬を受けた屈指の名社である。  寄藻川にかかる神橋を渡ると樹木の多い整然とした境内が菱形池を中心に広がる。広さ約50万m2、イチイガシなどの大樹がうっそうと茂る最奥の亀山に鎮...

九州自然動物公園アフリカンサファリの写真

写真提供:九州アフリカ・ライオン・サファリ株式会社

九州自然動物公園アフリカンサファリ (大分県 宇佐市 )

広さ約115万m2の安心院高原の自然動物公園。約70種、約1,300頭の野生動物が放し飼いにされ、アジア最大の規模を誇る。トラ・ライオン・草食動物など6つのセクションに分かれており、各ゾーンをサファリロードがめぐっている。このほか、ウサギやモルモットなどの小動物とのふれあいが楽しめるふれあい牧場、乗馬体験やミニチュア...

安心院の鏝絵の写真

安心院の鏝絵 (大分県 宇佐市 )

平らに塗られた漆喰の壁面に、鏝(こて)を使って漆喰を盛り上げ、彩色した漆喰を上塗りする鏝絵。宇佐市安心院町では明治初頭から盛んに制作され、50か所ほどの鏝絵が今でも残り、見学することができる。

院内町の石橋群の写真

院内町の石橋群 (大分県 宇佐市 )

75基もの石橋が残る宇佐市院内町は石橋のまちとして知られる。このうちアーチ橋(めがね橋)は64基もの数を誇る。江戸時代末期から、大正時代を中心に昭和にかけて架けられたもので、そのほとんどが今も使われている現役の橋である。  院内町は深い谷に集落が点在する地形ゆえ、それらを結ぶ必要があったこと、また急流のために木橋でなく...